2014年9月7日日曜日

眼輪筋の広がりは?

ドライアイの始まりの瞬目不全は眼輪筋の筋力低下であるということはすでに書いてある。

瞬目不全とはただ閉じないだけでなく下眼瞼側の正しい動きができていないことについてはYouTubeで説明しています。

そこで「眼輪筋はどこからどこまであるのか先生ご存じ?」と同業者との飲み会の時、仲のいい日ごろからよく話をするベテラン眼科医に意地悪な質問をしてみた。

「この辺でしょう」と瞼の縁のあたりを指さす。

眼輪筋には大きく2つ「眼瞼部 Pars palpebralis」と「眼窩部 Pars orbitalis」に分けられるこれは眼科医の常識です。

私「それじゃあ、正確に眼瞼部はどこですか?眼窩部はどこのことですか?」と畳みかけると眼窩部の指摘が間違っているのである。

この時一緒にいた3~4人のドクターもみな同じです。

全員が間違っているのです。開業して10年以上のベテランのドクターです。
おそらく若い先生たちに聞いても同じでしょうあまり話をしたこともない大学医局の若い先生たちに聞いても嫌な顔をされるにきまっているので、このような意地悪な質問はしないことにしています。



眼窩orbita=オルビタという言葉は解剖学用語では「眼球の入っている骨のくぼんだ部分」という風に理解されています。
しかし本来の意味の「オルビタ」はあるものの周りをぐるぐる回る周回軌道のようなものをさしているのです。
 
 

NASAが月面に着陸して帰還した時の有名な「ルナオルビタ」まさにこれは月の周りをぐるぐる回りながら待ち受けていたのです。

すなわち眼輪筋の眼窩部は解剖学上の眼窩の上を覆うのではなく、眼瞼部のさらに周りを取り巻いている部分の筋肉であり頬骨の上に乗っているのです。
 
 

解剖図がまさにそれをさしています。
この解剖図はRauber-Kopschの解剖図でネットで「funatoka@gmail.com」で公開されている解剖学の図説でどなたでも利用できます。詳しく見たい方はアクセスして筋系から顔の筋肉を探してください。

「いまさら聞けない」実はわかっているようで誤解していることが実は多いのです。

普通、眼輪筋の広がりはというとこの図で左目の眼窩部筋肉の下の筋肉(小頬骨筋、大頬骨筋)を出すために眼窩部を取り除いた眼瞼部のことだと思っている人が多いのです。

眼輪筋の広がりの範囲はかなり広く大きいのですが薄くて弱い筋肉です。
日ごろからこの筋肉は「負荷のかからないわずかな動き」しかしていないのです、そのために動きそのものが少しでも悪くなるとたちまち萎縮するのです。

普段のまばたきはこの「眼瞼部眼輪筋」の動きであり「眼窩部眼輪筋」は意図的に強く目を閉じる時にすなわち目の周りに皺を寄せるように「ぎゅーっと閉じる」時に作動する。と教科書に書いてある。




2014年7月18日金曜日

グーグルのブロガーにネットで繋げるも(私はケーブルと光プレミアムの両方の接続が出来る)どちらからも、「ブロガーは応答しません」と反応がない。


何度かやっているとつながることはつながるが写真が貼ることが出来ない。


今回も文字文章は書き込めるが写真がどうにもならない。私のパソコンの故障の兆しなのか。
そろそろパソコンも買い換え時なのか。


画像挿入では上手く行かないが何とか出来る、しかし、やりにくいのだ。
新しいパソコンをネット通販で購入早速試してみたスムーズにできる写真の貼り付けも何のことはない。

さて今月から再び投稿できる。ご期待ください。(と言っても見てくれる人はほとんどいないだろうが・・・・・)
ブロガーにアクセスするとリクエストに応えられませんエラーコードbx-rjvlcとの表示が出るが試しにそのまま写真を張ってみる。問題なくできる。これは眼輪筋の広がりの写真である。

2014年5月4日日曜日

学校検診で中学の男生徒の瞬目をみる。

4月後半から5月にかけて日本全国の文部科学省管轄の義務教育の学校では学童定期健康診断が義務づけられている。



年に1回の流れ作業の検診で健康な大勢の子供達から特別な病気をピックアップするなんてことは実は物凄く無駄なことである。(と私は40年来思っており、ことある毎に学童検診無用論を唱えて医師会の幹部に煙たがられている)

無医村なら別だが少なくとも都市部での検診は無用と思う。



はっきり言ってセレモニーで決まりだからルールだから止めるわけに行かない、と云うところである。



とはいうものの、全く健康であるはずの元気な中学生が視力検査などで外来に来たときに眼科的自覚症状が全くないにも関わらず、「瞬目不全」が大勢いるのである。



そこでこの機会にこれら健康な子供達の自然なまばたきをハイビジョンビデオで撮影し何らかの知見があるのか検討することにした。



結果私が見た85人を検討して見ると1人の例外もなくすべての子供が「瞬目不全」なのである。

沖縄県の那覇市の上ノ山中学だけが、たまたま私がチェックしたこの子供達だけが珍しいと云うことはあり得ない、おそらく日本全国どこの中学生も同じだろう。



今回はたまたま私が見たのは「男生徒」だけだが、同じことを女生徒にやっても同じことだろう。
中学生の女生徒の検診で同じようにビデオカメラを回したら、また別の問題があるので、女生徒は普通の眼科検診で行うべきだろう。

こういう健康と思われる全員の調査という、フィールド調査はかねがねやりたいと思いながらも時間の都合や私が面倒がり屋で新しいことに挑戦するのを尻込みしているときに良いチャンスであった。

この結果はまとめてしかるべき原著論文として報告したい。



ここで写真を貼り付けようとしたが画像の挿入が上手く働かずそのまま下書きとして1年近く放置していた。
論文もまだまとめていない、今年も再び学校検診の日が近づいて来た。
(この部分2014年5月4日に追加)


写真の追加


文字だけなら追加出来る、やはり写真の貼り付けが出来ない。

オカヤドカリ

オカヤドカリ
孫とオカヤドカリを捕ってきて観察する。


昨年の夏ヤドカリを数日観察し再び元に戻す。
今年は4月まだ寒い中孫の春休みに再びヤドカリを捕りに行くが見つからないのである。


オカヤドカリは15度以下になると冬眠すると言うことを初めて知る。
普通、夏場ならいつも見つかる海岸の岩場や砂場などにも1匹もいないのである。
石垣の石の下や落ち葉が重なった陰を探すとやっと数匹見つけることが出来た。


写真を貼り付けるがなぜか「blogger.comは応答していません。」と何度やってもうまくいかない。写真の貼り付けを諦めて文字だけなら出来るか試して見る。


写真もデーターを少なくGIFにして見たがやはり写真を貼り付けた後フリーズしてこの文章に反映されない。最近ブログを更新出来ないのはそのせいなのだ。


ほぼ1年近く写真を貼り付けられないので困っている。


画像データーを少なく編集していろいろやって見ると今日はうまくいった。